小諸ワイナリー内にある約30aの畑から収穫されるシャルドネを使用しています。この畑は1981年に植え付けが開始され、樹齢は30年以上の古木（ヴィエイユ・ヴィーニュ）で、約半分は40年を超えています。栽培は厳しい収量制限を行っています。収穫したその日にすぐに仕込み、樽で発酵・育成させました。果実の凝縮感とほどよい樽香が重なり合い非常に充実したワインです。

外観は輝きのあるわずかにグリーンがかったイエロー。はっきりとした白い花、レモンなどの柑橘系の果実香が強く香ります。その後、樽からくるトースト香が合わさり複雑な香りとなります。アタックはきれいな酸味があり涼しさを感じますが、味に厚みがあり、全体的なバランスもよく、心地よい余韻が長く感じられます。最初の軽やかな印象から、中盤・後半にかけては複雑で深みを感じる多様な表情を見せてくれるワインです。

日本ワインコンクール2023 [欧州系品種 白]部門 銀賞